目を閉じて自転車をこぐ母さんと失くしたストラップ

目を閉じて自転車をこぐ母さんと失くしたストラップ

「富士には月見草がよく似合う」と言うよく知られる名言を表したのは作家の太宰だ。
太宰はバスに乗り、御坂を越えて、現在の甲府市まで向かうところだった。
同じバスで偶然にも一緒になったお婆さんが「あら、月見草」と独り言を言う。
そこで、振り返った太宰の視界に映ったのが、月見草、同時に富士の大きな裾野であった。
富岳百景の一部のこの部分は、名峰富士を説明するときに欠かせないと思う。
多くの芸術に人気の、3776mの名山だ。
どの角度から見てもおんなじように美しい形をしているために、八面玲瓏という言葉がぴったりだと口にされる。
全くだと思う。
私が感動したのは、春の季節の富士山だ。

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★★